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GPS漂流ブイによる流れ藻追跡観測(8)

 2月18日に練習船かごしま丸で流れ藻に取り付けたGPSブイの漂流追跡の結果です。2月18日0時から3月23日0時までの漂流経路がわかります。アニメーションは3月1日0時からです。
現在、黄色のブイ(#238327)のみが稼働中です。このブイは人工衛星Sentinel-2の画像解析(3月8日の記事)から大規模な流れ藻群と一緒に漂流している可能性が高いと考えています。

 前回の速報「GPS漂流ブイによる流れ藻追跡観測(7)」以降、黄色のブイは、大陸棚の縁辺(目安:200m等深線)から南東方向に大きく移動し、3月22日から黒潮に乗って漂流し始めました(アニメーション図)。

 下段の人工衛星ひまわりによる水温画像に3月23日0時の黄色いブイの位置をマーカー(青)で示しました。ブイは流速が1.5m/s程度のところにあります。この速度で漂流すると24時間後の3月24日0時には130㎞程度東にある計算になります。速度が変わらなければ24日~25日に屋久島の西から南の海域に到達する可能性があります(距離の目安:種子島の北端から南端までの距離が約60㎞です)。

図の説明>>2024年2月17日にかごしま丸航海で観測された流れ藻に取り付けられたGPSブイの位置。
色丸は半日毎に平均したブイの位置、等値線は200m等深線を示します。注)赤色ブイ(#238326):3月1日から通信途絶 紫色ブイ(#252811):3月7日から通信途絶 青色ブイ(#238325):3月13日から通信途絶

 

図の説明>>ひまわりモニタ海中天気予報の海面水温と海面の流れの分布を使用しています。提供元は海洋研究開発機構・宇宙航空研究開発機構です。水温は高温が赤色、低温が青色のグラデーションで示されています。矢印は流向を示し、矢印の色および長さは流速の大きさを示します。