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人工衛星画像とGPS漂流ブイの合成解析

 欧州宇宙機関(ESA)の地球観測光学衛星Sentinel-2の画像から流れ藻を目視で探し、GPS漂流ブイの軌跡との合成図を作成しました。下の図の白丸が3月7日に撮像されたSentinal-2画像から見つけた流れ藻のおおよその位置です。黄色のブイ(#238327)は大規模な流れ藻集群と一緒に漂流しているようです。今日~明日の北風でどれくらい南東に押し流されるか、GPS漂流ブイの動向に注目しています。

 

図のカラーグラデーションは水温、矢印は流向・流速を示します。流れ藻予測モデルと同じデータを使用しています。

Sentinel-2について>Sentinel-2は高度780㎞の太陽同期軌道を約101分で1周しながら大気・海洋・陸域の観測を行う衛星です。衛星が軌道を周回している間に地球が自転するのを利用して、10日間かけて地球全域を観測しています。Sentinel-2はSentinel-2Aと2Bの2機が稼働中で、2機のデータを組み合わせると同じ場所の観測は5日に1回の頻度になります。流れ藻は光学画像から探すので、雲があると見えません。研究グループの流れ藻予測モデル担当者は数種の画像データを見比べて東シナ海の雲の間に流れ藻を探しています。

Sentinel-2についてはリモートセンシング技術センターのページを参考にしました。