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流れ藻の漂流予測5(3月6日12時~3月8日1時)

「かごしま丸」の目視観測で発見された3つの流れ藻に取り付けたGPS漂流ブイのうち、黒潮に乗った1つのブイの漂流予測です。海況予報モデル(DREAMS_E) により、流れ藻観測速報R5_018の緑色のブイについて、3月6日12時の位置からの漂流経路を37時間先まで予報しています。

詳しくは観測速報をご覧下さい(流れ藻観測速報R5_019)。

漂流予測図(3月6日12時~3月8日1時:日本時間):流れ藻を模倣した粒子の移動・分散(白い点)。カラーは海面水温(赤の高水温帯が黒潮)。

予測モデルでは、1000個の粒子を追跡します。海流(潮流を含む)と波の効果(風速の0.5%の速度効果)で粒子は移動します。1000個という粒子数は、流れ藻集団の規模に関連しているわけではありません。流れ場の分散の度合い(まとまって移動するか、バラバラになるか)を評価するために設定しています。

解説:トカラ海峡の上流側で、漂流ブイが北風の影響で黒潮強流帯の南に移動しました。そのため、予測モデルの結果は、漂流ブイは3月8日午前中に口之島周辺を通過する予報になりました。また、予測モデルは、粒子群は強流帯南部の潮目に沿って引き伸ばされるように移動することを予測しています。

予測精度については、予測モデルの流速分布の再現性と風の効果の微妙な誤差に左右されます。予測が当たらないこともありますので、ご注意ください。