開発方針
- 漁場に来遊する流れ藻の時期・海域を予測する資料を提供することで、協議会におけるモジャコ漁の操業時期決定に役立てることを目的としています。
- 流れ藻の来遊経路と海況を比較してもらうことで、流れ藻が高い確度で来遊する漁場を予測すること(漁場探索)に役立てることも目的としています。
説明
- 刻々と変化する流れ藻の来遊経路とその時の海況を同時に確認できるため、どのような海況に流れ藻が多いかを理解できるようになります。
- 高分解能なモデル(DR_Ep)を利用しているため、狭い海域(数キロメートル規模)よりも広い流れ藻分布を把握するための資料とお考えください。
- 海況が時間的・空間的に急激に変化する前線付近では、流れ藻の予測確率が低くなるかもしれません。
かごしま丸観測
①かごしま丸の流れ藻観測から、流れ藻位置情報を得る。
②高分解能海洋モデルを使って、流れ藻の漂流シミュレーションを行う。
③1週間の流れ藻の軌跡が確認できる。
※観測日ごとに流れ藻が確認されれば、それらの軌跡が見れます。
GPS漂流ブイ
①黒潮上流域の流れ藻にGPS漂流ブイを括り付ける。
②毎日、GPS漂流ブイから流れ藻位置情報が得られる。
③流れ藻の漂流軌跡と位置情報(日時・緯度・経度)が確認できる。
④時間の許す限り、流れ藻の軌跡が確認できる。